みちのくの旅 [旅]
夏草や 兵どもが 夢の跡
夫が平泉に行ってみたいというので
実を言うと、全然興味なかったのですけれど
夏休みに行くことになりました。
まずは、福島へ。
ここから福島バスに乗り換えます。
復興して初めての福島。
地震のあとがまだ残っているのでは・・・と思いましたが駅周辺は
すっかり綺麗になっています。
ただ、途中高速を通るとき、ガイドさんの説明で
右を見ると・・・津波の跡が。草もなにもはえていません。
そして、左を見ると・・・一面の緑。
この高速道路が境目になったそうです。
まず訪れたのは、松島。そして瑞厳寺。
津波のときには、ここの境内の中まで波がおしよせて
今でも、緑の色が変わっています。
このお寺は伊達政宗が参道の杉並木の間から
中秋の名月が見えるように本堂の位置を決めたと
いわれているそうです。
その境内の中の円通院。
伊達政宗の嫡孫光宗公の菩提寺です。
ここには、縁結びの観音様がいらっしゃるので
お決まりの、息子のためのお願いをしっかりしてきました。
庭が美しいところです。本道では、数珠を作る人たちがたくさん。
そしてこの日のハイライトの山形の山寺へ。
閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声
“山寺”の名知られる宝珠山立石寺は、悪縁切り寺としても有名。
山門から頂上の「奥の院」までは、歩いて約30分、
1015段あります。でも「五大堂」からの見事な眺めは、暑さ
疲れ、吹っ飛びます。
鬱蒼と茂る木々の中の石段を上りますが、一段一段踏みしめて
いくごとに一つずつ煩悩が消え悪縁を払うことが出来る
といわれています
ここは、慈覚大師が、立派な人間を要請するために建立
したお寺で、今の学校のようなものです。
ここからスタート。
そしてひたすら、暑い中、汗をかきかき・・・登ります。
途中に閻魔様がいらっしゃいますよ～
そして、私たちの悪事をチェックしていらっしゃるそうです。
もうちょっと頑張って登ると、左に五大堂。
ここからの景色はすばらしいです。
風も気持ちよい！ちょっと一休みして、気を入れなおして～
また登ります。
途中に、ピンコロ地蔵さまだとかおびんずるさまだとか
いらっしゃいますよ～
そしてついに奥の院へ到着。
ものすごい暑い中、達成感がおしよせてきます＾＾
あまり、大変感はないのですけれど、とにかく
暑いのでそれがネック。
冬もたいへんでしょうけれどね。
また、参道入り口には、名物の力こんにゃく。これを食べて
登ると元気が出るそうですけど、私は降りてから食べました＾＾
こちら名物の枝豆ジェラートも♪
力こんにゃくも、ジェラートも歩いた後は格別の美味しさ♪
そのあとは、遠刈田（とおがった）温泉でゆっくり。
次の日は、いよいよ平泉へ。
世界遺産に登録されたということで
町全体がとても張り切っている感が伺えました
岩手県平泉町は平安時代、奥州藤原氏３代（藤原清衡、
藤原基衡、藤原秀衡）による１００年の繁栄を誇った都市です。
４代目の藤原泰衡の時代に、源頼朝によって滅ぼされるまで、
東北地方の中心として、当時の京都に匹敵するといわれる
ほどの発展を遂げていました。
特に、藤原清衡によって創建された中尊寺、基衡が創建した
毛越寺は平泉文化を代表し、今もその面影を残しています。
母の目がよくなるよう、こちらで御祈願。
中尊寺は、奥州(東北）の支配者となった藤原清衡が、
戦乱の無いよう、そして高い文化がこの地に根付くようにと
願い１１０５（長治２）年に創建したものです。
「寺塔四十余宇、禅坊三百余宇」(吾妻鏡）と記録が残っているほど
壮大な規模で、金色堂は東北地方特産の金を
全面に使い、南海産の貝や木材も使用された豪華なもの。
今はすっぽり覆われて、写真も禁止です。
平泉のことは、皆様良くご存知でしょうからあまり
書きませんが、東日本大震災の慰霊と復興祈願を
こめて公開中の秘仏がありまして
その仏様(一字金輪仏頂尊という、諸仏の中で最も
尊い仏様)にお会いできたことが今回の旅の
一番感動したことでした。
こちら中尊寺では、震災のとき、東北の地にある寺院の
使命として、物心両面の支援を行い、一時避難受け入れ、
義援箱の設置、慰霊法要など、積極的に行っている
事にも、感銘しました。
さて、この秘仏。藤原秀衡公の念持仏と伝えられていますが
展示室のなかで、一際柔らかい光を放っています・・・
人肌の大日如来とよばれているそうですが
ただならぬオーラが感じられました。
平泉、この世の浄土を現す地。
生きて、元気のあるうちに、この地を訪れて、
そして、皆の幸せを祈ることができたのは
とても良い経験になったと思っています。
そして、観光で訪れるということで、ささやかながら
復興の応援にもなったでしょうか。
福島バスの真紀子ちゃんというバスガイドさん。
ものすごく感じが良く、そして優秀なバスガイドさんでした。
気配り、知識、１００点満点。笑顔が素敵な可愛らしい
かたで、そんなガイドさんに当たったことも今回は
とてもラッキー！
秘仏は、１１月１１日まで参拝できます。
この前は１２年前に公開。そして、あとは
未定だそうですので
足を伸ばされる方は是非どうぞ。
夫が平泉に行ってみたいというので
実を言うと、全然興味なかったのですけれど
夏休みに行くことになりました。
まずは、福島へ。
ここから福島バスに乗り換えます。
復興して初めての福島。
地震のあとがまだ残っているのでは・・・と思いましたが駅周辺は
すっかり綺麗になっています。
ただ、途中高速を通るとき、ガイドさんの説明で
右を見ると・・・津波の跡が。草もなにもはえていません。
そして、左を見ると・・・一面の緑。
この高速道路が境目になったそうです。
まず訪れたのは、松島。そして瑞厳寺。
津波のときには、ここの境内の中まで波がおしよせて
今でも、緑の色が変わっています。
このお寺は伊達政宗が参道の杉並木の間から
中秋の名月が見えるように本堂の位置を決めたと
いわれているそうです。
その境内の中の円通院。
伊達政宗の嫡孫光宗公の菩提寺です。
ここには、縁結びの観音様がいらっしゃるので
お決まりの、息子のためのお願いをしっかりしてきました。
庭が美しいところです。本道では、数珠を作る人たちがたくさん。
そしてこの日のハイライトの山形の山寺へ。
閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声
“山寺”の名知られる宝珠山立石寺は、悪縁切り寺としても有名。
山門から頂上の「奥の院」までは、歩いて約30分、
1015段あります。でも「五大堂」からの見事な眺めは、暑さ
疲れ、吹っ飛びます。
鬱蒼と茂る木々の中の石段を上りますが、一段一段踏みしめて
いくごとに一つずつ煩悩が消え悪縁を払うことが出来る
といわれています
ここは、慈覚大師が、立派な人間を要請するために建立
したお寺で、今の学校のようなものです。
ここからスタート。
そしてひたすら、暑い中、汗をかきかき・・・登ります。
途中に閻魔様がいらっしゃいますよ～
そして、私たちの悪事をチェックしていらっしゃるそうです。
もうちょっと頑張って登ると、左に五大堂。
ここからの景色はすばらしいです。
風も気持ちよい！ちょっと一休みして、気を入れなおして～
また登ります。
途中に、ピンコロ地蔵さまだとかおびんずるさまだとか
いらっしゃいますよ～
そしてついに奥の院へ到着。
ものすごい暑い中、達成感がおしよせてきます＾＾
あまり、大変感はないのですけれど、とにかく
暑いのでそれがネック。
冬もたいへんでしょうけれどね。
また、参道入り口には、名物の力こんにゃく。これを食べて
登ると元気が出るそうですけど、私は降りてから食べました＾＾
こちら名物の枝豆ジェラートも♪
力こんにゃくも、ジェラートも歩いた後は格別の美味しさ♪
そのあとは、遠刈田（とおがった）温泉でゆっくり。
次の日は、いよいよ平泉へ。
世界遺産に登録されたということで
町全体がとても張り切っている感が伺えました
岩手県平泉町は平安時代、奥州藤原氏３代（藤原清衡、
藤原基衡、藤原秀衡）による１００年の繁栄を誇った都市です。
４代目の藤原泰衡の時代に、源頼朝によって滅ぼされるまで、
東北地方の中心として、当時の京都に匹敵するといわれる
ほどの発展を遂げていました。
特に、藤原清衡によって創建された中尊寺、基衡が創建した
毛越寺は平泉文化を代表し、今もその面影を残しています。
母の目がよくなるよう、こちらで御祈願。
中尊寺は、奥州(東北）の支配者となった藤原清衡が、
戦乱の無いよう、そして高い文化がこの地に根付くようにと
願い１１０５（長治２）年に創建したものです。
「寺塔四十余宇、禅坊三百余宇」(吾妻鏡）と記録が残っているほど
壮大な規模で、金色堂は東北地方特産の金を
全面に使い、南海産の貝や木材も使用された豪華なもの。
今はすっぽり覆われて、写真も禁止です。
平泉のことは、皆様良くご存知でしょうからあまり
書きませんが、東日本大震災の慰霊と復興祈願を
こめて公開中の秘仏がありまして
その仏様(一字金輪仏頂尊という、諸仏の中で最も
尊い仏様)にお会いできたことが今回の旅の
一番感動したことでした。
こちら中尊寺では、震災のとき、東北の地にある寺院の
使命として、物心両面の支援を行い、一時避難受け入れ、
義援箱の設置、慰霊法要など、積極的に行っている
事にも、感銘しました。
さて、この秘仏。藤原秀衡公の念持仏と伝えられていますが
展示室のなかで、一際柔らかい光を放っています・・・
人肌の大日如来とよばれているそうですが
ただならぬオーラが感じられました。
平泉、この世の浄土を現す地。
生きて、元気のあるうちに、この地を訪れて、
そして、皆の幸せを祈ることができたのは
とても良い経験になったと思っています。
そして、観光で訪れるということで、ささやかながら
復興の応援にもなったでしょうか。
福島バスの真紀子ちゃんというバスガイドさん。
ものすごく感じが良く、そして優秀なバスガイドさんでした。
気配り、知識、１００点満点。笑顔が素敵な可愛らしい
かたで、そんなガイドさんに当たったことも今回は
とてもラッキー！
秘仏は、１１月１１日まで参拝できます。
この前は１２年前に公開。そして、あとは
未定だそうですので
足を伸ばされる方は是非どうぞ。
2012-08-28 23:31
nice!(8)
コメント(8)
まあまあ、懐かしい風景ばかり。
父の故郷が山形なので、夏休みに山寺、蔵王、平泉など幾度となく訪れました。大人になってからも、夫と共に。。。
中尊寺は今回の震災だけではなく、過去に於いてもいろいろと活動をなさっているようですね。
今は世界遺産云々で訪れる人がとても多くなっているのではないでしょうか。
私が何度か訪れた時には、本当にまばらな人しか見かけませんでした。
玉こんにゃく、美味しいですよね。
自宅でもたま～に作ります。山形からこんにゃくを取り寄せて～。
なんとも言えない父の故郷の味です。
by SUMAKO (2012-08-29 19:00)
枝豆ソフトおいしそうです ^^
平泉いかれたんですね、とても素敵なご主人とのご旅行でしたね。ただ、まだ震災の爪あとが色濃く残っているようです。高速を境になんですね。一刻も早い復興を願わずに入られません。
平泉、なくなった親友に連れて行ってもらったところです。いろんなことを思い出しながら記事を読ませていただきました。 ^^
by moz (2012-08-30 06:20)
思いの外、素晴らしい「みちのく参り」になりましたね。
うちの人もこんな風な旅、誘ってくれないかしらん・・・？？？
主人もワタクシも「介護真っ最中！」
今暫く「お預け」ですね。。
by 向日葵 (2012-08-30 23:52)
私も先般、松島、平泉に行って来ました。心落ち着く素晴らしい所でした。
by COLE (2012-09-02 04:33)
向日葵さん、おはようございます。
いつもあたたかいコメントをありがとうございます。
はい、思いもかけなく期待以上の旅になりました。
今は旅行ちょっと無理そうでも
チャンスがあったら、ご主人を誘って是非♪
近場でも温泉とかゆっくりできると良いですね。
ぜふさん、koh９２５さん、おはようございます。
いつもあたたかい拍手をありがとうございます。
SUMAKOさん、おはようございます。
そうでした♪ SUMAKOさんのお父様の
ふるさとでしたね、山形は。
小さいときにも山寺、いらしたことがあるなんて
お聞きして嬉しいです。
玉こんにゃく、私は初めて食べました。
最初、夫と一口ずつでいいか・・・と
ヒトクシたのんで、私がパクリ。
で、あ、全部食べちゃう・・・と
もうひとつ追加しました(笑）
気が付くと、時々スーパーで玉こんにゃくの
文字が。でもあの場で食べるからまた美味しいので
しょうね。アセをかいたあと。
amaneさん、おはようございますｌ。
いつもいらしていただいてありがとうございます。
by ☆marilyn (2012-09-03 10:11)
mozさん、おはようございます。
東北、mozさんにとっても、思い出の場所だったのですね。
枝豆アイス、なかに枝豆の食感が残ってて（つぶつぶ・・・と）
独特の香りもあって、本当にしっかり中に
入ってる！というアイスです。
旅と食べ物の思い出は切っても切れないものです、
私にとっては(笑）
COLEさん、おはようございます。
いらしてくださってありがとうございます＾＾
COLEさんも、いらしたのですね。
ご夫婦の参加、とても多かったです。
お寺を回るコースだったのですけれど、
でも、小さいお子さん連れもけっこういて。
きっと、復興後の東北を見せたかったのでしょうね。
COLEさんもきっと良いたびをなさったことと
思います。
by ☆marilyn (2012-09-03 10:16)
東北の旅を満喫されたようですね
しっかり歩いた後、温泉でゆったり・・いいですねぇ～
枝豆アイス、甘さは控えめなのでしょうか？
食べてみたいなぁ・・
by ＦＯＵＲ−ＳＴＲＡＩＧＨＴ (2012-09-03 22:04)
やっぴーさん、いつも温かいniceをありがとうございます。
FOUR-STRAIGHTさん、こんばんは！
東北、短い時間でしたけれど
楽しんできました。
今度は、出羽三山のほうへ、いってみたいって
言ってるんですよ。
ソフトクリームは、はい！甘さ控えめ、そしてぷつぷつって
時々枝豆の感触が。美味しいです！
by ☆marilyn (2012-09-09 22:15)