Midnight in Paris (聞かせてよ 愛の言葉を) [映画]
雨で見通しがたたず、本日のウォーキングの予定もおジャン。
で、そうそう、前に聞いて気になっていた映画が地元での小さな
映画館(河喜多映画記念館)で上映されるのを思い出し
急きょ雨の中、お隣の鎌倉へ行ってきました。
ウッディ・アレン監督の2012年公開の作品
Midnight in Paris
冒頭、パリの名所の数々が流れます
あ、ここも思い出の場所。
ここも、ここも。遠い昔訪れたときの事や、娘と4、5年くらい前に
訪れたときの事を思い出します
お話はアメリカの作家志望の男ギル(オーウェン・ウィルソン)が
婚約中の彼女とその両親と一緒にパリを訪れることから始まります
古き良き時代に憧れを抱いているというより、その時代にしか
良さを感じないというくらいの、ちょっと現実的ではない男。
会話なんてとても、勝手で言いたい放題(笑)
そんな、ロマンにうつつを抜かし、現実を見ない男が
ある日、酔っ払って、道に迷っていると・・・
真夜中12時の鐘の音と共に一台の古めかしい車が彼を迎えに来る。
(このシーン、わくわくして好きです)
そこからファンタジーが始まります
1920年代のそれこそ魅力的なパリ。
そこで、ものすごい人たちに出会います
自然に受け入れられて、どんどん交流してしまう
唐突なんだけれど、自然に見えちゃうんです、これが(笑)
ヘミングウェイ、ダリ、コールポーター、フィッツジェラルド、
コクトー、ピカソ、ロートレック、ゴーギャン・・・
アーティストやら、作家やら、もうてんこ盛り^^
でも自然に、そして自分がこんなところに入り込んだら
本当に楽しいだろうな、と思わせる上手い演出。
ちゃっかり、ギルは自分の小説まで読んでもらってアドバイスもらったり
おまけにピカソの愛人のアドリアーナと恋にまで落ちてしまう。
そして現実を見ない男は、その時代に生きていてさえ
アドリアーナが過去に憧れている姿に、自分を照らし合わせ
過去はいつも輝いてみえるけれど
大切なのは今・・・なんて気が付く。
この映画にずっと流れる、優雅な空気
退廃的ともいわれる時代だけれど、儚く美しいベルエポックと
呼ばれる時代
流れる音楽とともに見た後不思議な気持ちに包まれます
ウッディ・アレンってちょっとひねくり回しすぎで
正直あんまり好きではなかったのだけれど
この映画は好き。
今の時代のときに出てくる、知ったかぶりの男とかすごく可笑しい、
居そうで(笑)
エンディングはあれも、ありかな。
映画を見終わって、ぼーっとしていたら、あらら
さすが地元、同じ英語仲間が見ていた(笑)
ちょうどお昼時だったので、地元のおいしいカレー屋さんで
ランチを一緒に。(オクシモロン コマチというところ)
エスニックなひき肉のカレー。
うん、おいしい♪ スパイシーで、パクチー、効いてる♪
小町通りでちょうど苗を見つけて2苗、お買い上げ。
思いがけず、素敵な雨の日曜日。
(Vivement dimanche(待ち遠しい日曜日?かな、フランス語ダメ(笑))
という、cafeが鎌倉にあるんです、ここはワッフル美味しいのよ)
雨のパリほど素敵なものはないという、ギルの言葉を思いながら
家路についた、日曜日の雨の午後でした。
映画の中で何度か繰り返されるこの歌
懐かしく、そして切ない。
お時間あったらお聞きください。
このころの女性、セクシーですねぇ~
https://youtu.be/QN2o_MS-kn4