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花と鳥のエデン・・・小原古邨展 [美術館]

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秋晴れが本当に気持ちの良い日
知り合いの方に教えていただいて、もう終了間近の展覧会に
行ってまいりました。

小原古邨。
あまりなじみのない名前でしたが、お勧めのまま
初めて訪れる茅ヶ崎美術館。

茅ヶ崎の駅に降りると、サザンの歌が流れてきて
あ、湘南ですねーと思います。

南口から商店街を抜けていくと、もうあちらから戻ってこられる
方がすでにたくさん。
わ、きっと展覧会行った人たちね、、急ぎ足で向かいます。

徒歩7,8分で実業家原安二郎さんの別荘があった高砂緑地の
跡地の茅ヶ崎美術館につきます。
まだ、20周年。
モダンな美術館の横にはまだ別荘の一部が残っています。

あら、もう大勢並んでいる。
日曜美術館で放送があった後、ずいぶん混むようになり
会期が終盤なので、ますます混雑しているそうです。

ちょっと不安になりましたが、待ったのはチケットを買うためくらい。
入った後はゆっくり、じっくりすいている中で鑑賞できます。

わ、これは全部版画。
品が良い色。
今日ここで今日展示してあるものはすべて、安二郎さんのコレクションです。

小原古邨は明治に金沢で生まれ、花鳥画を得意とする鈴木華邨に師事。
海外への輸出を念頭に置いた版下絵の制作で高い人気を得たようです。


素敵だった作品、ずらっと並べますね。
図録から写真とりましたが、会場も撮影OKでした。(フラッシュはダメ)

一番最初は蓮に雀

私のお気に入り、踊る狐
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温め鳥
鷲などの猛禽類が、寒い朝、スズメなどの小鳥を捕まえて
足元を一日温めさせ、次の日の朝には、その鳥を逃がし
鷲はその方向へは一日狩りにはいかないという
鷹匠の伝説に基づいた絵です。ほんとだったら、素敵。

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芥子に金糸雀(カナリア)
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柿に目白
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公孫樹の落葉と鳩  作品には動物、しかもカップルが多いのは
作者の温かさかしら。
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枝垂桜に尉鶲(ジョウビタキ)
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菜の花に揚羽蝶
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萩にイタチ
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桜に烏
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木蓮に四十雀
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酸実(ぐみ)に緋連雀
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美術館併設のカフェも大賑わいで入れませんから
帰りはぶらぶら、雑貨屋さんや八百屋さんを覗いてお土産を買い、ちょっとした
ミニツアーは終了。
茅ヶ崎のラターブルドトリウミもここのすぐ近くに移転してきたようで
ランチを楽しむ方の姿が窓越しに。

ここは、岩ガキのスモークや、桃のスープがおいしいの!
今はまた季節のお料理のメニューが書いてありました。


京都での同窓会、そのあと神戸とちょっと体が疲れてしまって
のんびりがとても良い一日でした。


会期は終わってしまいましたが、来年またこのテーマではないですが
東京で展覧会が開かれるようです。
機会があったら、ご覧下さいませ。本物は近くで見ると木目がとても美しいです。

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